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2023/04/19

2階への移動手段『階段室』はどこに設ける？

こんにちは

リビング階段派の私です。ハイ、突然何を言い出すんだという感じですが、本日は階段室の位置についてピックアップ。みなさんは階段室はどこに設けたいですか？

弊社の施工事例をもとにいくつかご紹介します。

■リビング階段

①リビングに隣接

2階への移動手段『階段室』はどこに設ける？

②リビング内の露出階段

2階への移動手段『階段室』はどこに設ける？

リビング階段のメリットとしては、階段を使うためにリビング＝家族のいる空間を必ず通るため、家族間のコミュニケーションの機会が増えること、家族の行動を把握できることが挙げられます。2階に子供部屋を設ける場合が多いと思いますが、リビング外に階段があると声を掛けずにそのまま自室へ入ってしまうこともあるでしょう。そうすると、暗くなったのにまだ帰ってきていないという心配が生まれます。そういったことを防ぐためにも必ず顔を合わせる機会があると良いのではないでしょうか。

また、階段の上り下りは転倒・落下の危険も伴うためリビング階段であればそれを見守ることができるので安心感も生まれます。

面積のことを考えると、別で階段を設けるよりもスペースを有効的に使えます。もちろん、別で階段を付ける場合でも階段下収納という風にデッドスペースを活用できますが、露出階段にした場合、写真のように階段下に壁などが無く広くあくのでより有効的にスペースを活用できます。

デメリットとしては、冷暖房の効きが悪くなることやにおいや音が広がりやすいことが挙げられます。暖かい空気は上に、冷たい空気は下に溜まります。階段上部はどうしても吹抜けになって天井高さが高くなり、その分吹き抜け部の上下の温度差は大きくなってしまいます。実際、私の家はリビング階段なのですが、夏場階段を上がって2階に近付くにつれて、あれなんだか空気が暑くなったなと感じます。空調を効率よく効かせるため、温度差を小さくするためには空気を循環させることが重要です。吹き抜け部の天井にシーリングファンを取り付けて上に溜まった空気を循環させると◎。匂いや音の防止策としては、①の場合は入口に扉を付けることで対策できます。その際は開閉しやすい引き戸がオススメ。

他にプライバシー性にも難点あり。子供部屋に行くにもリビングを通らなければならないため、リビングという家族の空間を来客に見られてしまいます。

■ホール階段

2階への移動手段『階段室』はどこに設ける？

ホール階段は、リビング階段と真逆な特徴を持ちます。リビングの冷暖房効率が良くなる、プライバシーが確保される、においや音が気にならないといったメリットに、家族間のコミュニケーションが取りづらい、階段の冷暖房がないというデメリットに加え、ある程度の大きさを必要とする階段は間取りを圧迫してしまうという特徴もあります。

ただ2世帯住宅等で玄関を共用に、上下階で生活空間を分けている等の場合はホール階段にすることでそれぞれの世帯のプライバシーを確保できるので良いと思います。

私は最初に宣言した通り、リビング階段派。空調問題は悩ましい所ではありますが、1人部屋が無く常に家族全員がリビングに集まっていた経験があるからこそ、家族間のコミュニケーションの重要さは身をもって感じています。家に帰って静かに自室にこもられるのは嫌なので、声をかわせるそんな動線を作りたいという私の考えでした！

あくまでこれは私の、一個人の考えです。それぞれ階段の在り方、考え方は異なると思いますので参考程度に見て頂ければと思いますm(__)m

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