
「木材価格やサッシの値上がりはニュースでよく見るけれど、まさか『銅』の価格が家づくりに影響するなんて…」
2026年5月現在、世界経済の動向が、新潟でこれから家を建てようとするご家族の予算にダイレクトに影響を及ぼす事態となっています。
先日、ロンドン金属取引所(LME)において、国際的な銅価格が史上最高値を更新しました。
家づくりにおいて「銅」と聞いても、ピンとこない方が多いかもしれません。
しかし、住宅の壁の中や設備の裏側など、普段私たちの目には触れない「見えない部分」において、銅は絶対に欠かせない心臓部です。
電気自動車(EV)の急速な普及や、中東情勢の緊迫化に伴う供給不安が重なり、この銅価格の暴騰は一時的なものではなく、構造的な値上がりへと変化しています。
今回は、この世界情勢が住宅の「電気配線」や「給湯器」のコストにどのような影響をもたらすのか、そしてそのリスクを最小限に抑えるために建築のプロ目線で解説します。

なぜ銅価格が暴騰?EVシフトと世界情勢の波紋
そもそも、なぜこれほどまでに銅の価格が跳ね上がっているのか。
主な原因は大きく2つあります。
1. 世界的な電気自動車(EV)シフトによる需要爆発
脱炭素社会に向けた動きの中で、世界中でEVの普及が進んでいます。
実は、一般的なガソリン車と比較して、EVにはモーターや大容量バッテリーの配線として「約3〜4倍」もの銅が使用されます。
さらに、充電インフラの整備にも大量の銅電線が必要不可欠。
この圧倒的な需要の増加に、鉱山の採掘スピード(供給)が全く追いついていないのです。
2. 中東情勢による物流・供給網の不安
それに拍車をかけているのが、緊迫化する中東情勢です。
エネルギー価格の高騰や、主要な海上輸送ルートの混乱により、金属資源を安定的に輸入するための輸送コストが跳ね上がっています。
これらの要因が複雑に絡み合い、銅は今や「新しい石油」と呼ばれるほど、世界中で激しい争奪戦が繰り広げられる重要資源となっているのです。

家づくりへの影響。「見えない部分」が予算を圧迫する
では、この銅価格の暴騰は、私たちの家づくりにどのような影響を与えるのか。
影響は、主に以下の「見えない部分(設備・インフラ)」に直撃します。
・家中の「電気配線(VVFケーブル)」
現代の家は、照明、コンセント、IHクッキングヒーター、太陽光発電など、電気なしでは成り立ちません。
一般的な32坪程度の住宅でも、壁の中を這う電線の総延長は数百メートルから1キロ近くに及びます。
この電線の芯材(導体)はすべて銅でできており、電気工事費全体を大きく押し上げる要因となっています。
・エコキュートやエアコンの「熱交換器・配管」
お湯を沸かすエコキュート(ヒートポンプ給湯機)やエアコンの内部には、熱を効率よく伝えるために大量の銅製コイル(熱交換器)が使われています。
また、室外機と室内機をつなぐ冷媒配管も銅管です。
キッチンのお風呂やデザインの仕様をグレードアップして予算が上がるのであれば納得できますが、この「見えない配線や配管」のコスト増は、生活の質(見栄えや利便性)が上がるわけではないため、お施主様にとって非常に苦しい出費となります。

リスク回避の鉄則!「早期仕様決定」と「早期発注」
5月1日より一部の建材メーカーで「時価見積」が本格導入されたとお伝えしましたが、銅製品を含む電気部材はまさにその最前線にあります。
「先月出してもらった見積もりが、今月にはもう使えない」という事態が実際に起きています。
この理不尽な価格変動リスクからお施主様を守るため、清新ハウスでは「早期発注管理」をしています。
通常、電気配線や給湯器の発注は、建物の骨組みが完成し、間取りが完全に固定されてから行われることが多いです。
しかし今の時代、そのタイミングまで待っていては値上がりの直撃を受けてしまいます。
そのため私たちは、間取りやコンセントの位置、設備の仕様が確定した段階で、着工を待たずに即座に電気配線や住設機器の枠をメーカーへ発注(確保)します。
「コンセントの位置を後からゆっくり決めたい」というご要望には沿えなくなる部分もありますが、早期に仕様を決定していただくことで、現在の価格でコストをロック(確定)し、後からの想定外の追加請求という最悪の事態を完全に防ぐことができます。

世界情勢に負けない「自然素材」というブレない軸
銅やアルミ、ナフサといった国際的な資源価格の乱高下は、今後も予測不可能な波となって住宅業界を揺さぶり続けるでしょう。
しかし、だからこそ私たちが長年こだわってきた「県産材」や「自然素材」の価値が、今かつてないほど強く輝いていると感じます。
電気配線や給湯器はどうしても工業製品に頼らざるを得ません。
だからこそ早期発注でリスクを抑えます。
その一方で、家の大半を占める床や壁、構造体には、中東情勢や相場の影響を受けづらい新潟の木材や「30mm厚の杉無垢床」、「越前和紙」をふんだんに使用します。
世界中からかき集めた化学建材で作る家は、為替や資源価格に振り回されます。
しかし、足元の豊かな自然から生み出される素材をベースにした家づくりは、価格が安定しているだけでなく、何十年先も変わらない極上の心地よさを約束してくれます。
「見えない部分のコスト増」という暗いニュースばかりに目を奪われる必要はありません。
信頼できる確かな素材と、先を見据えた発注戦略を持つプロをパートナーに選ぶことで、今の時代でも適正価格で、心から満足できる理想の家を建てることは十分に可能です。
資金計画や建築の進め方に不安がある方は、ぜひ一度、清新ハウスへご相談ください。
あなたの家づくりを全力でサポートいたします。
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