新築住宅を計画する際、多くのご家庭が悩むのが「子ども部屋を最初から2部屋に分けるか、それとも将来仕切るか」という問題です。
最近では、将来的に2部屋へ分けられるように設計し、最初は一つの広い部屋として使う間取りが人気です。
幼い頃は兄弟姉妹で一緒に遊んだり寝たりすることが多いため、広々と使えるメリットがあります。一方で、成長とともに勉強やプライバシーを重視するようになり、個室が必要になる時期もやってきます。
では、実際に間仕切りを設置するベストなタイミングはいつなのでしょうか。
この記事では、子ども部屋を間仕切りするおすすめの時期や方法、計画時のポイントをご紹介します。
子ども部屋を最初から仕切らない理由

近年の住宅では、4.5~5帖程度の子ども部屋を2部屋作るのではなく、9~10帖ほどの広い空間として設計するケースが増えています。
その理由は、子どもの成長に合わせて柔軟に使い方を変えられるからです。
幼児期は広いプレイルームとして使ったり、家族みんなで遊べるスペースにしたりと、多目的に活用できます。
また、壁を設けないことで窓からの採光や風通しも良くなり、開放感のある空間になります。
間仕切りをするタイミングはいつ?

① 小学校入学前後
学習机やランドセル置き場が必要になり、自分だけのスペースを作ってあげたいと考えるご家庭が増えます。
ただし、この時期はまだ兄弟姉妹で一緒に過ごす時間も長いため、必ずしも間仕切りが必要とは限りません。
② 高学年になった頃
小学校高学年になると、宿題や読書など集中したい時間が増えてきます。
また、生活リズムや趣味の違いも出てくるため、それぞれの空間があることで快適に過ごしやすくなります。
兄弟姉妹の年齢が近い場合は、この頃に間仕切り工事を行うケースが多く見られます。
③ 中学校入学前
勉強時間が増え、友人を家に招く機会も多くなります。
思春期を迎え、プライバシーを大切にしたいと考えるお子さんも増えるため、このタイミングで個室を用意するご家庭が多くあります。
おすすめの間仕切り方法
壁を新設する

もっとも一般的なのが石膏ボードとクロスで壁を作る方法です。
防音性が高く、本当の個室として使えるため、将来的にも満足度が高い方法です。
新築時にあらかじめ壁を作る位置を想定しておけば、工事もスムーズに行えます。
可動間仕切り

ライフスタイルの変化に合わせて開閉できる可動式の間仕切りも人気があります。
必要な時だけ個室にでき、将来は再び一部屋として使える柔軟性があります。
ただし、防音性は固定壁より劣るため、勉強部屋として使う場合は注意が必要です。
家具で仕切る
本棚や収納家具を使って部屋を分ける方法もあります。
工事が不要で費用も抑えられますが、音や視線は完全には遮れません。
一時的な方法としておすすめです。
新築時に準備しておきたいポイント
将来壁を設置する予定なら、設計段階で準備しておくことが重要です。
例えば、
- ドアを2か所設ける
- 窓を左右それぞれに配置する
- 照明を2か所設置する
- コンセントを各部屋に配置する
- エアコン位置を決め、下地やコンセント、配管の穴あけを行う
などを計画しておくことで、将来の工事費を抑えられます。
間仕切り後も違和感のない個室になるよう、あらかじめ設計しておくことがポイントです。
間仕切り工事の費用は?
固定壁を新設する場合は、壁の下地・石膏ボード・クロス仕上げなどを含め、おおよそ30万円程度が目安です。
収納やドアの追加、電気工事が必要になる場合は、さらに費用がかかることがあります。
新築時に下地や配線を準備しておくことで、将来の工事費を抑えやすくなります。
子どもの気持ちも大切に
「そろそろ部屋を分けようかな」と考えていても、お子さん自身は「まだ一緒の部屋がいい」と思っていることもあります。
逆に、親が気付かないうちに「自分の部屋が欲しい」と感じているケースもあります。
間仕切りのタイミングに正解はありません。
年齢だけで決めるのではなく、お子さんの成長や性格、生活スタイルに合わせて判断することが大切です。
子ども部屋の間仕切りはご家庭によって最適なタイミングは異なります。
新築時には、将来間仕切りができるように設計しておくことで、ライフスタイルの変化にも柔軟に対応できます。
お子さんの成長を見守りながら、その時々に合った住まいづくりを考えてみてはいかがでしょうか。
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