昨日お伝えした「TOTOのシステムバス受注停止」という衝撃的なニュース。
私たちが最も懸念していた「他メーカーへの注文殺到による業界全体のドミノ倒し」が、わずか一日で現実のものとなりました。
本日までに、パナソニック、クリナップ、トクラス、タカラスタンダード、ダイキンの各住宅設備メーカーから、相次いで中東情勢を要因とする「製品供給への影響」に関する公式文書が私たち建築会社に届きました。
現在、新築やリフォームをご検討中のお施主様にとって、設備が自由に選べないだけでなく、工期や予算に直結する極めて深刻な事態に発展しています。
各社の発表文書に基づき、水面下で起きている異常事態の全貌と、今後の対策についてプロの視点から解説します。

パナソニック:「即日の納期回答を停止、納期未定へ」
パナソニックハウジングソリューションズ株式会社は2026年4月14日付で、中東情勢の緊迫化に伴う水廻り商品の納期への影響を発表しました 。
原油由来原材料(ナフサ等)の調達が不安定になっていることが原因です 。
対象となるのは、戸建て用バスルーム(Lクラス、BEVAS、オフローラ)などのバス関係全商品と、アラウーノシリーズ全般やビューティ・トワレを含むトイレ関係全商品です 。
非常に厳しいのは、2026年4月14日以降のご注文分について、当面の間は即日の納期回答が停止され、システム上「納期未定(99回答)」となってしまう点です 。
さらに、通常時以上の受注増加等の状況変化が生じた場合は、納期回答までに時間を要する可能性や、回答自体ができなくなる可能性も示唆されています 。
昨日まで選べていたお風呂やトイレが、今日注文しても「いつ届くか全く分からない」という状況に陥っています。

トクラス:異例の強硬姿勢「他社からの代替注文は拒否」
今回の事態の深刻さを最も物語っているのが、トクラス株式会社(旧ヤマハリビングテック)の発表です。
同社も2026年4月13日の発表で、ナフサ由来の原材料の調達環境悪化により、原材料不足による受注及び出荷調整の可能性に触れています 。
特筆すべきは、以下の文言です。 「現在、ご注文をいただいているお客様、弊社製品を日頃よりご採用頂いているお客様の安定供給を最優先とし、他社の供給状況における代替のご注文につきましては、誠に勝手ながら受注を控えさせていただきます」。
これは、「TOTOのお風呂が買えなくなったからトクラスにしよう」という、他社からの駆け込み需要(代替注文)を完全にブロックするという宣言。
メーカーが新規の注文をあえて断るというのは極めて異例であり、自社の既存顧客を守るために背に腹は代えられないギリギリの状況であることが伺えます。
同時に、原材料の高騰により販売価格に影響する(値上げの)可能性も示唆しています 。

リナップ・タカラスタンダード・ダイキンも一斉に警戒警報
影響はその他の大手メーカーにも完全に波及しています。
クリナップ株式会社も、2026年4月13日付で樹脂等の石油由来材料などの調達に影響が生じていると発表しました 。
同社取り扱いの全製品および全部品が対象となります 。
注文の集中に伴い同社の供給上限に達した場合につきましては、納期遅延や受注の制限を行わせていただく可能性があるとしています 。
また、原材料や燃料費等の上昇を踏まえ、製品価格および物流費等を改定(値上げ)させていただく可能性も警告しています 。
タカラスタンダード株式会社におきましても、中東情勢緊迫化による原油・ナフサ等の調達環境への影響から、事態の長期化によっては弊社商品の一部において納期・数量・価格等に影響が発生する可能性があると発表されました 。
さらに水廻りだけでなく、空調大手のダイキンHVACソリューション新潟株式会社(オーケー器材製 純正別売品・工事部材)においても、樹脂材料や部材の生産への影響から、今後の情勢次第では供給可能数や販売価格等へ影響が及ぶ可能性があるとアナウンスされています 。
今後まだまだ他の製品についても出てくるでしょう・・・

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