今日で防災週間が終わります。
9月1日の防災の日から1週間、防災意識が高まる時期でした。
でもこの1週間で「実家の空き家のこと、大丈夫かな」と思った方、どのくらいいますか。
「思ったけど、なんとなくそのまま」になっている方に向けて書きます。
台風シーズンの真っ只中にいる今、空き家を持っている方がやっておくべき「点検リスト」と、「遠方にいてもできること」を整理します。
防災週間が終わった今日が、動き出すきっかけになれば十分です。

「空き家の台風リスク」を正直に話します
「自分の家じゃないし、何かあっても保険で対応できるだろう」と思っている方がいます。
それが通用しない場合があります。
空き家が倒壊して第三者に被害が発生した場合、民法第717条にもとづき、原則として空き家の所有者は損害賠償責任を負わなければならない。
「台風で瓦が飛んで隣の車に落ちた」「強風でブロック塀が倒れて通行人が怪我をした」。
こういった事態が起きたとき、「台風だから仕方ない」は通用しないケースがあります。
台風の強風で瓦が落下した際に賠償責任が発生するかどうかは、屋根の点検や補修を怠っていたかどうかが重要な判断基準となる。
つまり「管理していなかった」という事実が、責任を問われる根拠になります。
居住者が死亡して空き家となっていた家屋について、瓦が風で飛散して隣家の窓ガラスが割れ、さらにガラス破片が室内にいた住人の足や顔面に刺さる事故が発生。
空き家を相続して所有していた複数人は、損害賠償請求を起こされた。
これは「他人事」ではありません。
「点検リスト」遠方からでも確認できること
現地に行けない方も、できることがあります。順番に確認してください。
リモートでできる確認(今日できること)
① Googleマップ・ストリートビューで外観を確認する
Googleマップのストリートビューは定期的に更新されていて、建物の外観をある程度把握できます。
最新の撮影時期を確認して(画面下に表示されます)、撮影後に状態が変わっている可能性がある場合はそれ以外の方法も使ってください。
「屋根の状態はどうか」
「外壁に大きなひびや欠けはないか」
「ブロック塀が傾いていないか」
「庭木が大きくなりすぎていないか」
ある程度の状態把握ができます。
② 地元の知人・隣人・親戚に連絡する
「もし実家の状態が気になることがあれば教えてほしい」という一言を、地元に住む知人・隣人・親戚に伝えておくだけで、早期発見につながることがあります。
台風が通過した後に「瓦が数枚落ちていた」「シャッターが外れていた」という情報が入れば、早期に対処できます。
③ ハザードマップを確認する
国土交通省の「ハザードマップポータルサイト」で実家の住所を検索すると、洪水リスク・土砂災害リスク・津波リスク等を確認できます。
「実家がどのくらいのリスクエリアにあるか」を把握することで、管理の優先度が変わります。
④ 火災保険の内容を確認する
実家に火災保険が残っているかどうか、「風災」「水災」の特約が付いているかどうかを確認してください。
相続後に保険の更新をしていないケースがあります。
無保険状態のまま台風で被害が出ると、補償がゼロになります。
現地確認リスト(次に帰省するとき・管理業者に頼むとき)
現地に行けるとき・管理業者に依頼するときのチェックリストです。
屋根・瓦のチェック
- 瓦のズレ・欠け・浮きがないか
- 棟瓦(屋根の頂上部分)の固定が緩んでいないか
- 雨樋の固定が外れかけていないか・詰まっていないか
- 屋根上に放置された物品(アンテナ・植木鉢等)がないか
外壁のチェック
- モルタル外壁のひび割れ・浮き・剥がれがないか
- 外壁のコーキング(目地のゴム材)が劣化・剥離していないか
- 窓まわりのシーリングが切れていないか
ブロック塀・フェンスのチェック
- ブロック塀が傾いていないか
- ブロックにひびや欠けがないか
- 鉄筋が露出していないか(さびで膨張してブロックが割れるケース)
- 金属フェンスの固定が緩んでいないか
開口部のチェック
- 窓・雨戸が閉まっているか・固定されているか
- シャッターの固定が緩んでいないか
- 玄関ドア・勝手口の鍵がかかっているか
庭・敷地のチェック
- 庭木が大きくなりすぎていないか(特に傾いている・幹が腐っている木)
- 物置・農機具・ゴミ箱等が固定されているか(風で飛ぶ危険があるもの)
- 排水溝・側溝が詰まっていないか
屋内のチェック(可能な場合)
- 天井・壁に雨漏りの痕跡(水染み・カビ)がないか
- 床のたわみ・腐朽がないか(踏み抜きのリスク)
- 台所・トイレ・浴室の水道が正常に機能するか

台風前にやっておくべき「応急対策」
現地に行けるタイミングがあれば、台風前にやっておくべき応急対策があります。
ブルーシートで屋根の応急養生をする
屋根の状態が心配な場合、ブルーシートで覆って土のうで固定する応急養生で、雨漏り・瓦の飛散を一時的に防ぐことができます。
ただし高所作業は非常に危険なため、専門業者に依頼してください。
庭木の剪定・固定をする
台風前に庭木を剪定して風の抵抗を減らすことで、倒木・折れ枝のリスクを下げられます。
幹が傾いている・根が浮いている木は特に優先的に対処してください。
飛散する可能性があるものを片付ける・固定する
物置・ゴミ箱・植木鉢・農機具、台風の強風で飛ぶ可能性があるものは、屋内に入れるか固定します。
窓・雨戸を閉める・固定する
開いた状態で台風に遭うと、窓が割れたり雨水が室内に大量に入ったりします。
「管理してきた記録」が万が一のときの証拠になる
もし台風で空き家から何かが飛んで被害が出た場合、「日頃から管理していた」という記録が、法的な責任を問われる際の証拠になります。
「管理業者に頼んでいた・報告書がある」
「自分で定期的に点検して写真を残していた」
「補修工事の領収書がある」
これらが「管理の瑕疵がなかった」という証明につながります。
清新ハウスの空き家管理サービスでは、月1回の巡回点検ごとに写真付きの報告書をLINEでお送りしています。
台風・大雨等の災害後には臨時点検も実施しています。
この報告書が「定期的に管理していた」という記録として機能します。

「防災週間が終わったら忘れる」のパターンを断ち切る
正直に言います。
防災週間は毎年来ます。
そのたびに「実家の空き家が心配」と思う。
でも数日で忘れる。
また来年の防災週間が来るまで放置が続く。
このパターンを繰り返している方が多い。
「今年こそ動く」ために、今日中にやることを一つ決めてください。
「Googleストリートビューで実家の外観を確認する」
「地元の知人に状態確認の連絡をする」
「管理業者の見積もりを請求する」
何でもいいです。
一つ動けば、次が動きやすくなります。
「防災週間の最終日に一歩動いた」が、今年の秋のリスクを下げることになります。
清新ハウスの空き家管理サービス
| プラン |
月額(税込) |
主な内容 |
| 基本プラン |
4,400円〜 |
外観目視点検・施錠確認・郵便物整理・LINEで写真付き報告(月1回) |
| フルプラン |
6,600円〜 |
基本プラン+内部点検・換気・通水・簡易清掃・災害後臨時点検・近隣対応窓口 |
| オプション |
別途 |
ドローン点検(22,000円/回)・除草剪定・応急補修手配 |
対応エリア:新潟市内・近郊
「今すぐ管理を始めたい」「台風前に一度点検してほしい」という方はLINEからご連絡ください。

「点検してみたら問題があった」場合の対処
チェックリストで確認してみて「これは早急に対処が必要そう」という箇所が見つかった場合、放置しないでください。
屋根・瓦の修繕:地元の屋根業者・建築業者に依頼します。清新ハウスで業者の紹介・手配も可能です。
ブロック塀の撤去・補修:傾いたブロック塀は台風前に撤去するのが最善です。費用は規模によりますが10万〜50万円程度。
危険な庭木の伐採:造園業者に依頼します。
空き家全体の対処(解体・売却等)を考えたい:清新ハウス・空き家アドバイザーとして、活用・売却・解体・管理委託の選択肢を一緒に整理します。

まとめ
今日は防災週間の最終日です。
台風シーズン真っ只中の今、実家の空き家が「誰かを傷つけるリスク」を持っていることを改めて認識してください。
今日できること:Googleストリートビューで外観確認・地元の知人に連絡・火災保険の内容確認・管理業者への相談問い合わせ。
「管理している記録」を残すことが、万が一のときの法的な証拠になります。
「防災週間が終わってまた忘れる」を今年で断ち切るきっかけにしてください。
ご相談はLINEからどうぞ
「遠方の空き家の管理を頼みたい」「台風前に点検してほしい」「実家をどうするか相談したい」という方はLINEでご連絡ください。
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