4月に入り、毎日原材料コストアップについてのニュースを目にします。
今日はこれから家づくりをお考えの方には避けて通れない「世界情勢と住宅コスト」についてです。
ここ数年、住宅業界では木材価格が高騰した「ウッドショック」や「アイアンショック(鉄鋼価格の高騰)」などが大きな話題となりました。
そして今、私たちが直面している新たな波が「ナフサショック」なるものです。

「ナフサ」と聞いて、ピンとくる方は少ないかもしれませんが、ナフサとは原油から精製されるもので、プラスチックや合成樹脂、塗料、接着剤など、あらゆる石油化学製品の基礎となる原料です。
実は、現代の家づくりにおいて、このナフサは無くてはならない存在です。
例えば、新潟の厳しい冬を快適に過ごすための高性能断熱材(ウレタンフォームやポリスチレンフォーム)、水道管などの塩ビパイプ、室内の壁紙であるビニールクロス、フローリングの接着剤、そして高断熱住宅の要となる樹脂サッシ。
これらは全て、ナフサを原料としています。
現在、不安定な中東情勢などの地政学的リスクによる原油価格の高止まりや、歴史的な円安の長期化、さらには物流コストの上昇が重なり、このナフサをベースとした建材価格が高騰しています。
特に、断熱性や気密性を高めるための部材に直結するため、雪国・新潟で「冬暖かく、光熱費を抑える家」を真剣に造ろうとすればするほど、その影響を真っ向から受けることになります。
では、このコストアップに対して、私たちはどう立ち向かうべきでしょうか。
「予算が厳しいから、断熱材のグレードを下げましょう」というのは、これからの家づくりを設計する者としてはやってはいけない選択だと考えています。
建物の基本性能を落とせば、住み始めてからの光熱費というランニングコストで、結果的にお施主様が大きな損をしてしまいます。
私たちが提案する解決策は「設計の工夫」と「素材のハイブリッド戦略」です。
例えば、廊下などの無駄なスペースを極限まで削ぎ落とした「コンパクトで豊かな間取り」を設計することで、使う建材の総量を根本から減らす。
また、価格変動の激しい石油由来の建材だけに頼るのではなく、価格が比較的安定している自然素材(漆喰や無垢材など)や、古紙をリサイクルしたセルロースファイバー断熱材などを適材適所で組み合わせるアプローチです。

世界情勢の荒波は、個人の力では止めることができません。
しかし、その波をどう乗りこなすかという「知恵と技術」が私たちにはあります。
目先の「初期費用の安さ」にとらわれず、30年、50年と安心して住み継げる「資産価値の高い家」を適正価格で造ることが大事です。
家づくりの予算や、ニュースで見る物価高騰に不安を感じている方は、ぜひ一度ご相談ください。

【モデルハウス公開中!】
NEW!秋葉区小戸上組分譲地内 新「蔵里」OPEN!

古民家から取り出した古材を再利用した新旧融合の新しい住まいの在り方をご体感下さい。
👇👇モデルハウス見学のご予約はこちらをクリック👇👇
