毎回お引渡し式ではこのことについて、私からメッセージとしてお話させていただいております。
住まいは、守り続けてこそ価値があります。
いま、全国で増え続けている空き家。
総務省の統計でもその数は年々増加傾向にあります。

空き家になる理由の多くは「相続」「施設入居」「転勤」「管理者の高齢化」です。
最初は「いつか使うかもしれない」と思っていても、時間が経つほど建物は劣化し、草木は伸び、近隣トラブルの原因になることもあります。
固定資産税や修繕費がかさみ、結果的に“負の資産”になってしまうケースも少なくありません。
では、空き家になったらどうするべきか。
まず大切なのは「放置しない」ことです。
売却、賃貸、解体、リフォームして再活用など、選択肢は必ずあります。
市場価値があるうちに専門家へ相談することが重要です。
早めの判断が損失を防ぎます。

そして、空き家に“ならないようにする”ためには、家を建てる段階から将来を考えることです。
可変性のある間取り、二世帯同居の可能性、将来的に賃貸化できる設計、立地選びも大切です。
また、ご家族で「もしもの時どうするか」を話し合っておくことも重要です。
相続対策や家族信託などの準備も有効でしょう。
家はご家族の人生の器です。
建てた後の出口戦略まで考えることが、本当の意味での賢い家づくりだと私は考えています。
住まいを資産として守るために、今からできる一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。