皆さんこんにちは。
平野の桜は散ってしまい、山の方でまだ咲いているかどうか…というくらいになってしまいました。
ですが、それはすなわち季節が進むということ。
次は夏、花火が打ち上げられる季節がやってきます。
五十島ゲストハウスの方では、長岡花火に合わせて宿泊予約が春のうちから入ってしまうので、先の計画の早さに驚きを隠せません。
さて、本日は「構造計算」というものについてご紹介します。
構造計算は、住宅の丈夫さを図る指標の一つで、難しい計算式から成り立っています。
ですが、難しい計算式までは分からなくとも、その使用用途を知っておくことは、地震対策の上で極めて重要です。
今回は、これから家を建てることを検討されるすべての方へぜひ知っておいてほしい「構造計算」について解説していきます。

まず、構造計算とは、平たく言うと建物の構造の安全性や耐久性を計算して検証するものです。
安全性の測り方としては、最初に建物の重さを計算して導きだし、次にその重さによってかかる力に建物が耐えられるかを計算して検証します。
建物の重さは、建物そのものの重さだけでなく、その中に住む人や設置するベッドやタンスなどの家財道具、雪が屋根に積もった時の重さまでを合計した数字を概算で求めます。
重さが重要なのは、重力によってどれだけの力を外部から受けるかを計算できるからです。
建物の重さが求められたら、次はその重さによって地震や台風で受ける横向きの力を計算します。
そしてその横向きの力に対して、使っている材料や構造が十分に耐えられるかを計算します。
ここまでで第一段階です。

ここまではルート1と呼ばれる始めの段階で、この先はルート2,ルート3とより詳しい状況での計算が行われていきます。
ルート2と呼ばれる計算では、どの程度建物が傾くかを計算します。
横向きの力と建物そのものにかかる重力(それぞれ何トンの力)から、それぞれの階層が何センチ傾くかを調べていきます。
その数値が基準値以下であれば、多少の揺れでもまず安全ということができます。
角度で言えば、0.3度までの傾きであればまず大丈夫であると判定されるようですね。
一般にここまで計算したものを「構造計算」と呼び、計算結果は指定期間によって審査されることになります。
正式な計算名は「許容応力度等計算」と呼ばれています。
さらにこの先のルート3と呼ばれる計算では、大地震が来た時の一瞬の強い揺れに耐えられるかどうかを、保有水平耐力計算と呼ばれる計算で求めます。
これにより案遠征が証明された建物は、大地震が来ても理論上倒壊することはないといえます。
この構造計算は昨今の建築基準法改正により、必要とされる工事の幅が広がったことでも知られています。
さしあたり、構造計算を行った建物は安全性が証明されたものといえるということを、ぜひ頭の片隅にでも入れてみてください。
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