メンテナンスと住教育について考える

メンテナンス
最近の建材などにメンテナンスフリーという言葉をよく見かけます。住まいについてメンテナンスが不要なものは残念ですがありません。
屋根は夏場70℃まで温度が上がるといわれ、屋根や外壁は雨風紫外線に何十年も曝されて過酷な状況の下で中に住む家族を守ってくれています。

10年保証という保証期間は10年間の間に何かあればメーカーが保証するというものです。(メーカー規定有り)
当然ながら10年以内であっても点検したり、その期間を超えると定期的なメンテナンスが必要となってきます。

屋根や外壁は素材によりメンテナンス時期は異なりますが、少なくとも10年スパンで計画を立てておく事が大切です。
室内においてもキッチンなど水を使う部分は傷みやすく、水栓なんかは平均で10年から15年程度で交換が目安といわれております。

予算にも依りますが正直、10年程度で交換するならあまり高価なものは必要ないと思っております。
よく言う「元をとる」みたいな考え方であれば尚そうです。

しかし、10年程度で交換の必要のないもの、あるいは交換が出来ない骨組みや基礎部分などは出来るだけ長持ちする品質を吟味する必要があると思います。

実際はそこに予算が使われていないのが現状です。(お客様の意向又は建築会社の考え方)
100年持たせることはしっかりメンテナンスしていれば可能なのです。
しかし、現状は経済的な面や所有者が無関心であるが為にどんどん老朽化し、わずか30年程度で建て替えられているのが今の住宅事情です。残念なことです。

アメリカやイギリスでは自分の代で建て替えることはアンラッキーと云われており、しっかり定期的にメンテナンスを行い後世に受け継いで行きます。
また、中古住宅市場は日本の新築市場と同じ割合で、中古物件は新築より高くなり場合も多いようです。
欧米諸国との違いは何なんでしょうか・・・
住まいに対する愛着?習慣?文化?
いろいろ考えさせられます。

日本人ももっともっと住まいを大切にしなければいけないと思う昨今。そのためには暮らし方のレクチャーが必要不可欠だと思います。

今年から、「住教育」について活動を開始しました。小さなお子さんから大人まで、学校では教えてくれない暮らし方や生活に関わることを勉強会を通してお伝え致します。

暮らしの中で当たり前のことを意外に知らない人は多いです。じいさんばあさんから学んだことって非常に大切なんです。

今は核家族化で孫と祖父母が一緒に暮らしていないことがほとんど。当然ながらコミュニケーションも薄く、伝えるべきことも伝わらない、伝えにくい、という状況になっているわけです。

ですから「住教育」というものが必要不可欠だと感じる今日この頃です。

暮らし方を知っていると、住まいの活かし方、メンテナンス方法、更に豊かな暮らしを実現できます。

これから住まいを計画されている方はもちろん、既に新築あるいはリノベーションして暮らされている方も、住教育というものに目を向けてみるのはいかがでしょうか。





リビングに家族が集まる暮らしを考える

LDK内観
私は家族全員が自然と集まるリビングである設計が良いと考えます。無論それぞれの暮らし方や行動時間帯など様々で、何が設計条件となるかは一概に言えませんが、陽当たりが良かったり、明るかったり、開放的だったりと居心地が良いリビングには自然と人は集まります。

例えば室内で犬や猫を見ていると、自分で居心地の良い場所を探して一日の室温や湿度や日当たりなどを感じ移動しています。


動物は移動しながら心地よい場所を求めて動きますが、リビングは移動させられません。

だからそのリビングの中で居心地の良い場所をいくつかつくる訳です。


現在リビング階段というものがスタンダードになってきました。

これは玄関から廊下そして階段と、面積を取っていた部分を無くす事で延べ床面積を少なくする事を目的すると共に、子供の育て方を意識した表れでもあるかと思います。

リビングを通らないと自分の部屋へは行けない訳で、その時に親と顔を合わせます。

私も
10代の頃は帰宅すると親がいるスペースには立ち寄らずすぐ自分の部屋へ行き閉じこもってしまってました。(引きこもりではございません 笑)

食事の時と電話する時だけリビングに来てそれが済むとすぐ部屋へこもります。(暗い人間だった訳ではございません 笑)
この行動は家族のコミュニケーションが希薄になる原因の一つだといえます。
これは自分が親になってその立場で考えてみるとよく分かり、なんだか寂しいことです。

間取り一つで家族のコミュニケーションが変わり、暮らしが変わる。豊かにするのかしないのか?
寝るだけで良いのか?
考え方で暮らしが変わってくるし、設計者の腕にもかかってきます。

家のへそ、つまりLDKは特別な場所なのです。

 

これからは蜂に注意

クマバチ
新潟はもうすぐ梅雨明けでしょうか。この季節になると我が家にはブーンブーンと大きな音をたてながらクマバチがいらっしゃいます。その音はかなり大きいですが、これを聞くとそろそろ夏かなと感じる合図。
花を求めてやってくるクマバチ。我が家のラベンダーはクマバチのチャンスプレイス。攻撃性はあまりないので割と近づいても大丈夫です。

それから少し経ち今度はスズメバチがやってきます。コイツは厄介です。いろんな花に寄り道しながら巣を作る場所を探しうろうろしてます。
まだ巣を作られたことはないですが、毎年注視していなければなりません。
このスズメバチは体長約3センチ程度でかなり大きく、8月~9月頃は巣が最大サイズを迎え、蜂の数が増加します。巣に近づくとカチカチと音を立てて威嚇してきます。刺されたら重症まっしぐらです。


アシナガバチ
続いてアシナガバチ。コイツも厄介です。2.5㎝ほどの身体でスズメバチ同様8月~9月頃巣が最大サイズになり数も増加します。巣はお椀を逆さにしたような形で、穴がいくつも開いておりそこに卵を産みます。草むらの中など見えにくいところに作る傾向があるようです。
我が家は各年アシナガバチに巣を作られます。軒先が木仕上げのお宅は作られやすいです。
2階の大屋根軒天部は届かないので、ここで必須アイテムが登場します。


ジェット
『マグナムジェット』


これは欠かせません。

この時期にホームセンター入り口付近に堂々と大量のジェットが陳列してます。

1本は常備していたい。

値段は結構しますが、スズメバチに出入りされるくらいならガンガン発射します。10mはどのジェットも飛ぶようになっております。
※注意※調子にのってガンガン発射しているとすぐなくなります。的を定めてすぐ仕留めなければいけません。

今シーズン既に完備しました。

これで安心です。


山水でつくる天然の消雪パイプ

山水利用消雪パイプ
五泉市別所の家『T様邸』へ1年点検でお邪魔させて頂きました。大正時代に登記された古民家を思い切って建替えされて早や1年。
以前のお住まいと新しくなった住まいとの生活感の違いについていろいろとお話を伺ってきました。
以前と同じ平屋建てにしましたが、今回は天井を開放し勾配仕上げで空間に広がりを造りました。お施主様のこだわりです。田の字型プランながらもそれぞれが居心地の良い設計で、居間は10帖と広々としております。そんな中、暖房効率はどうかと気になっておりました。T様邸はヒートポンプ式床暖房にし、足元から優しく温める仕様としました。今までは灯油式ファンヒーター。お邪魔した時には部屋にファンヒーターはありませんでした。床暖房と炬燵(床暖房で温めている)で十分。補助にエアコンを使う程度と、ガラッと暖房方法が変わっておりました。

床暖房にして大正解。光熱費も従前の灯油代が電気代にシフトし、総額はそんなに変化は無いそうですが、灯油を入れる手間が無くなり、圧倒的に生活しやすくなったとのこと。
ご提案して良かったです。LDKと脱衣所、そしてトイレまで床暖房が施工されております。
しばらく床座で話をしておりましたが、十分暖かいです。夏はエアコンをほとんどつけないそうで、自然の風をうまく利用されております。
これぞ『ザ・省エネ』。建物外皮も現行の基準以以上の高性能です。

帰り際、外周面チェックを兼ねて建物周りを見させて頂きました。
T様邸の裏は大きな里山です。そこから湧き出る山水(わりときれい)を利用し、なんと消雪パイプを施工されていました。
同居している86歳のお父様の仕業だそうですが、驚きです。
山の肌から出てくる水を配管に通し、長さ15m程自然圧送し駐車場まで水を送っております。普通の塩ビ管と雨樋管をうまく利用しております。

シマヘビ
山水が湧き出る穴からはシマヘビがひょっこり顔を出しておりました。まだ冬眠していない様子です。ちょっとビビりました。蛇大嫌いです。
山水利用消雪パイプ2
自然な感じが何とも良いです。意外に樋は曲がります。勾配は取れてなく、むしろ一部逆勾配ながらもしっかり流れておりました。
消雪パイプ
駐車場には穴を空けた塩ビ管を埋め込んでおります。ちょうど良い水圧です。山水でなの駐車場も汚しません。
消雪パイプ
駐車場一面に山水が行き届いておりました。これで駐車は安心です。それにしてもよく考え付くなと感心しました。ポンプ要らず、電気要らず、羨ましい設備です。

薪ストーブ始動からのオーバーヒート

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いよいよ薪ストーブシーズン到来です。
今日は全国的に非常に寒くなりましたね。東京では雪が降っています。新潟でも湯沢は雪景色になっておりました。
我が家も薪ストーブ準備を行い、今シーズン一発目の着火を行いました。外は2度…寒いですが、着火後2時間も経てば室内は27度に。ちょっと熱い位です。薄着でウロウロ出来ます。2階は30度…オーバーヒートしました。あまり暑くし過ぎると逆に寝づらくなります。
一発目だったので調子に乗ってガンガン焚きました。煙突掃除してないので少し不安ですが、燃え方チェックしながら愉しみたいと思います。
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ところで薪の準備は大丈夫でしょうか?弊社では現場で発生した端材をゴミにするのはあまりにももったいないので、弊社で薪ストーブをご導入頂いたオーナー様用に焚き付け材としてストックしております。木材加工時に発生するカンナクズもございます。
ご希望の方へ差し上げますのでお気軽にお問い合わせ下さい。
但し早い者勝ち!

マッチ一本ですぐ着火し重宝しますよ。
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