土壁をカバーする古民家リノベーション

古民家再生リノベーション
古民家再生リノベーション現場リポートです。

伝統構法の家は真壁構造です。外壁部の土壁下地に漆喰塗りがスタンダード。壁は現在の在来工法と違い柱や梁を覆ってないため、柱と壁に隙間が生じるとそこから隙間風が入り込みます。
当然隙間を塞ぐことが必要ですが、この場合外部に外壁を張ることもありますが、今回は真壁の見た目の良さと回りとのバランスを考慮しGL鋼板で真壁部をカバーすることにしました。
古民家再生リノベーション
上屋と下屋との小壁です。土壁がむき出しになっております。狭い隙間になっておいるので当時はそこまで仕上げることを控えたのでしょうか。

今回の工事で風の吹き込みに対しても効果が発揮することでしょう。

築100年超伝統を感じる古民家再生着工しました

古民家再生リノベーション
お盆明けより着手しております新発田市赤谷はS様邸。
こちらのお住まいは築100年超で伝統構法で建てられた素敵な佇まい。今ブームの「古民家」です。

拝見すると今まで愛着を持ってしっかりとメンテナンスし大切に住まわれてきたことが伺えます。

今回は今まで寒さ対策でふさがれていた大広間の天井を解体し、古民家ならではの豪快な梁や柱の構造を表す工事です。
併せて土壁漆喰塗りやサッシ交換なども予定しております。

先日モーグルロボットを使用し床下インスペクションをさせて頂きましたが、床下環境は築年数の割には良好状態でしたので、土台や根太は換えずに工事をします。

古民家好きの私にとってはこの着手が待ち遠しかったですね。

ということで久々の現場管理しております(笑)
古民家再生リノベーション
4.5帖中和室内装を解体していると・・・
化粧ベヤニを剥がしてみると何やら紙が見えてきました。
よく見ると昭和6年の新聞です。そのほか壁一面に当時の新聞紙が張られていました。まるで現代の気密シートの様です。
これは内壁ですが、昔の建物は隙間だらけですから、少しでも隙間を塞ごうとしたのでしょうか。

当時の新聞は現在とは逆で横書きは右から左に書いております。
歴史を感じる一コマでした。
古民家再生リノベーション
天井を解体すると梁と階上床下地が見えてきます。梁と同ゾロで根太が組まれています。材の色味からも過去にリフォームした形跡を確認出来ます。
この階上は現代でいう中二階。こちらの和室の壁を撤去し、大広間に光を入れ広がりをみせるリノベーションを行います。

約1ヶ月間の工期を経てこの古民家が再生し蘇ります。

伊礼智氏設計ミヤワキホームさんのモデルを視察

伊礼智氏設計モデルハウス
高岡はミヤワキホームさんのモデルハウス、4年ぶりに2回目の見学をさせて頂きました。いい感じに緑が育ってました。外観も内観も素敵です。こちらの設計は伊礼智氏の設計で、ミヤワキホームさんとのコラボモデルです。
伊礼智氏設計モデルハウス
ゲヤ上のスカイデッキ気持ちよさそうです。そのデッキ下はガレージの設計ですが、大きな木が屋根とデッキを突き抜けて伸びています。
伊礼智氏設計モデルハウス
リビングから臨む広いウッドデッキと庭は印象的です。2間の引き込み木製窓とソトが繋がってきます。
伊礼智氏設計モデルハウス
ししおどしのような配管から水が流れています。
伊礼智氏設計モデルハウス
連子帖の塀の高さは絶妙。いい寸法です。
伊礼智氏設計モデルハウス
和室の窓の向こうには画の様に緑がFIXしてます。
伊礼智氏設計モデルハウス
脱衣所と浴室は板張り仕上げ。いい香りが漂い心地よい空間。
伊礼智氏設計モデルハウス
キッチンはL型の壁付け。対面型より壁付けの方がプランにバリエーションが出ます。
伊礼智氏設計モデルハウス
明るすぎない照明計画。落ち着きますね。
伊礼智氏設計モデルハウス
2階は垂木現しの勾配天井仕上げ。桁高は低く設計されてます。
伊礼智氏設計モデルハウス
階段の手すり壁は薄く造られ、笠木にしゃくりを入れ手にフィットします。
細部に渡り見所満載の素敵なお住まいでした。やはりいい家はいい歳の取り方をしますね。

わざわ座総会は富山で盛会

能作わざわ座
先日弊社の取り組みである「わざわ座 大工の手」の全国会員総会が富山は高岡で開催されました。
先ずは鋳物製造で名高い「能作」の本社へお邪魔し、社内工場見学をさせて頂きました。



わざわ座総会2017
工場を兼ねた会社で、更にレストランや一般の方も鋳造を見学出来る造りになっております。一度は見てみたい内容です。
わざわ座総会2017

わざわ座総会2017

わざわ座総会2017
これは東京ディズニーランド内のミラコスタに使われている鋳造品。
わざわ座総会2017
内部のレストランはランチ客で賑わいを。隣には錫で出来たグラスや風鈴が並ぶショッピングコーナーがありました。どれも魅力的な雰囲気を感じます。
わざわ座総会2017
全て音色が異なる風鈴。一つ一つ鳴らして好みを見つけます。
わざわ座総会2017
入り口を入ると土間には日本列島が。その横にはプロジェクションマッピングも。
わざわ座総会2017
概観の建築美。ところどころに錫が使われております。
わざわ座総会2017
鱗状の錫で出来た外壁。いくらするのだろう・・・値段が気になります。
わざわ座総会2017
トイレのマークにもこだわりを感じます。これ欲しいですね・・・
わざわ座総会2017
能作を見学することで鋳物の歴史や魅力を身近に感じることが出来ます。またゆっくり伺いたいと思います。
わざわ座総会2017
家具デザイナーの小泉氏が代表理事を務める一般社団法人わざわ座。新たなデザインやこれからの取り組みについてお話頂きました。
わざわ座総会2017
そして乾杯。ものづくりが大好きな建築屋が全国から集いました。建築家の伊礼さんとも乾杯させて頂きました。

リビングに家族が集まる暮らしを考える

LDK内観
私は家族全員が自然と集まるリビングである設計が良いと考えます。無論それぞれの暮らし方や行動時間帯など様々で、何が設計条件となるかは一概に言えませんが、陽当たりが良かったり、明るかったり、開放的だったりと居心地が良いリビングには自然と人は集まります。

例えば室内で犬や猫を見ていると、自分で居心地の良い場所を探して一日の室温や湿度や日当たりなどを感じ移動しています。


動物は移動しながら心地よい場所を求めて動きますが、リビングは移動させられません。

だからそのリビングの中で居心地の良い場所をいくつかつくる訳です。


現在リビング階段というものがスタンダードになってきました。

これは玄関から廊下そして階段と、面積を取っていた部分を無くす事で延べ床面積を少なくする事を目的すると共に、子供の育て方を意識した表れでもあるかと思います。

リビングを通らないと自分の部屋へは行けない訳で、その時に親と顔を合わせます。

私も
10代の頃は帰宅すると親がいるスペースには立ち寄らずすぐ自分の部屋へ行き閉じこもってしまってました。(引きこもりではございません 笑)

食事の時と電話する時だけリビングに来てそれが済むとすぐ部屋へこもります。(暗い人間だった訳ではございません 笑)
この行動は家族のコミュニケーションが希薄になる原因の一つだといえます。
これは自分が親になってその立場で考えてみるとよく分かり、なんだか寂しいことです。

間取り一つで家族のコミュニケーションが変わり、暮らしが変わる。豊かにするのかしないのか?
寝るだけで良いのか?
考え方で暮らしが変わってくるし、設計者の腕にもかかってきます。

家のへそ、つまりLDKは特別な場所なのです。

 

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