本の内容は二部構成。
前半の「変わる常識ー基本編」では、常に更新され続けている環境・エネルギー問題やエコハウスづくりの新技術を解説。地球温暖化・太陽光発電・ウイルス対策・家電などの今の状況について触れられています。
また、後半の「変わらない真実ー対策編」では、真のエコハウスにするために必要な対策について取り上げられています。
外皮平均熱貫流率UA値・窓の断熱性能・C値・換気設備など専門的なテーマが多いですが、エコハウスをつくるためにはどれもが必要不可欠。図解でわかりやすく解説されているので、エンドユーザーの方もじっくり読めば理解できる内容です。
住宅の省エネ基準適合はまだ義務化にはなっていませんが、「エコハウス」や「省エネ住宅」は今や珍しいものではなく、供給する側としては“取り組んでいなければ恥ずかしい”という域まで来ていると思います。
しかし私自身を振り返ると、省エネに関する正しい知識を満遍なく身に付けられているかと訊かれると自信を持って答えられないことも多く、まだまだ勉強不足です。私と同じように感じている同業者の方も多いのではないでしょうか。
『エコハウスのウソ2』には今まで曖昧だった知識や全く触れてこなかった分野のことなどが詰まっていて、読むことで少し自信が付きました。繰り返し読み、正しい知識を自分の言葉で説明できるようになりたいと思います。