熱の伝わりやすさを表す「熱貫流率」を比較してみます。
APW330の真空トリプルガラス仕様と通常仕様のペアガラスに加え、2層ある中空層どちらにもアルゴンガスが封入されているAPW430の3つの窓を比べます。
<熱貫流率の比較>
縦辷り+FIX連想窓の場合
●APW330 ペアガラス(通常仕様)
1.31W/㎡・K
●APW330 真空トリプルガラス仕様
0.99W/㎡・K
●APW430 トリプルガラス
0.90W/㎡・K
熱貫流率は数値が小さいほど熱が伝わりにくいことを表しますが、真空トリプルガラスは通常仕様のペアガラスよりも0.41W/㎡・K数値が小さく、断熱性能が高いことが分かりますよね。
また、比較対象に加えたAPW430は、APW330真空トリプルガラス仕様が発売された1年ほど後に発表された製品。ガラスの枚数は一緒で、アルゴンガスが入った中空層が2層あるところに違いがありますが、熱貫流率の向上は0.09W/㎡・Kと僅かな差なんですよね。
APW430には断熱性能の他にも改良点は多々ありますが、製品価格も高くなります。APW330真空トリプルガラス仕様とAPW430で迷われた場合は、何を優先するか・費用対効果も考えて選んだ方がよいかもしれません。