「いつかはマイホームを」と考えている方にとって、ここ数年の「建築費の高騰」はもっとも気になるニュースだと思います。
特に、家づくりに欠かせない「木材」や「建材」の価格変動は、家計に直結する大きな問題です。
今日は、過去10年のデータを振り返りながら、コロナ前、コロナ禍(ウッドショック)、そして2026年現在の最新状況までをまとめてみました。
1. 【2015年〜2019年】安定の「コロナ前」
今から10年前、2015年頃の建築業界は非常に安定していました。
当時の木材価格指数を100とすると、2019年末までほぼ横ばいで推移していました。
この頃は、いわゆる「坪単価」の予測が立てやすく、資材の納期が遅れることもほとんどありませんでした。
「自然素材の無垢材を使いたい」というご要望にも、比較的ゆとりを持った予算提案ができていた、穏やかな時代でした。
懐かしいです・・・
2. 【2020年〜2022年】嵐の「ウッドショック」
2020年、新型コロナウイルスの流行により世界は一変し、特に建築業界を襲ったのが「ウッドショック」。
米国での住宅建設ブームによる木材不足、コンテナ不足による物流の停滞、そして円安で、それまで安価だった輸入材が入ってこなくなり、国産材へ需要が集中しました。
この時期、木材価格は一時的にコロナ前の2倍〜3倍にまで跳ね上がり、絶望した覚えがあります・・・。
通常は「見積もりの有効期限が1か月」というスタイルでしたが、この時は異常事態でしたので、見積有効期間を短くした住宅会社も多かったと思います。
このような経験し、弊社も「どうすればお客様の負担を減らせるか」と、連日頭を抱えた苦しい時期でした。
3. 【2023年〜2025年】「高止まり」の調整期
2023年に入ると、世界的な狂乱価格はようやく落ち着きを見せ始めました。
しかし、「価格がコロナ前の水準に戻ったか」というと、そうではありませんでした。
木材価格そのものはピークアウトしましたが、代わりに「人件費」「エネルギー費(輸送費)」「住宅設備(トイレやキッチン)」の値上がりが本格化しました。
以前は「木材が高い」のが問題でしたが、この時期からは「家づくり全体が底上げされた」状態。
つまり、「新しい価格基準(ニューノーマル)」に突入したのです。
4. 【2026年現在】「賢い選択」が求められる今
2026年3月現在の建築資材価格動向イメージを作ってみました。

建設資材物価指数(2015年=100)とした場合、現在145を超えています。
これは、「10年前なら2,000万円で建った家が、今は資材だけで2,900万円以上かかる」という厳しい現実を示しています。
しかし、悲観することばかりではありません。
2026年の今だからこそ言える、前向きなポイントが2つあります。
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価格の「乱高下」は収まった: ウッドショック時のような「来月いくらになるか読めない」という不安は解消されました。落ち着いて予算計画を立てられる時期に入っています。
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性能と価値の逆転: 資材が高いからこそ、国は「高性能な家(省エネ・高耐久)」への補助金を過去最大級に手厚くしています。初期投資は増えても、35年のスパンで見れば「光熱費で元が取れる」計算が成り立つようになっています。
これからの10年を見据えて
過去10年を振り返ると、建築費が「大幅に下がる」ことを待つのは、想像し難いです。
これからは「安く建てる方法を探す」のではなく、「かけたコストが10年後、20年後も価値として残る素材と性能を選ぶ」ことが、マイホームを建てる基本的な考え方になります。
例えば、私たちが提案する「無垢材」。
輸入材の価格に左右されにくく、かつ手入れをすれば一生モノです。
30年後に「あの時、安さで選ばなくて良かった」と言える家づくりを、真剣に考えるべきだと思います。
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