こんにちは。犬将軍です。
物価高騰や金利の動きなど、家づくりを考えるお施主様にとって「予算」はかつてなくシビアな問題になっています。
限られた予算の中で、どこにお金をかけて、どこを削るべきか。
今日は、数々の経験と厳しい現実を見てきた「プロの視点」から、私が今から自分の家を建てるなら「絶対にやらないコスト配分」の裏側をぶっちゃけようと思います。
結論から言います。 プロが絶対にやらないのは、「将来の資産価値(=家の寿命)」を削って、「今の見栄え」に全振りするコスト配分です。
※たまにこれをやる人いますが・・・
◇プロがやらない配分①:見栄えのために「構造と断熱」を削ること
「アイランドキッチンを最上位グレードにしたいから、断熱材のランクを一つ落とそう」
「外壁を総タイル張りにしたいから、窓は普通のペアガラスでいいや」
お客様や同業他社の社長からこういったご要望を聞くことがあります。
プロの目線からすると「絶対に止めた方がいい危険な資金配分」です。

なぜなら、キッチンやお風呂、壁紙といった「設備・内装」は、どれほど高価なものを入れても15年〜20年で必ず劣化し、交換の時期が来る「消耗品」だからです。
一方で、壁の中の断熱材や、建物を支える構造、窓枠などは、一度建てたら数百万単位の大規模改修をしない限り変えられません。
新潟のような夏は蒸し暑く冬は底冷えする地域において、ここを削ることは「生涯にわたって高い光熱費を払い続け、寒さに震える生活」を確定させることを意味します。
分かっている人は基本的に、「後から変えられない部分」から予算を削ることはしません。
◇プロがやらない配分②:メンテナンス地獄を招く「複雑な形状」への投資
SNSでよく見る、何層にも重なった複雑な形の屋根や、凹凸の多いデザインの家。
確かにスタイリッシュでかっこいいですよね。
しかし、私が自邸を建てるなら、可能な限り「真四角でシンプルな総2階」に近づけます。
理由は明確です。

家の形状が複雑になればなるほど、外壁の面積や角(コーナー)が増え、建築の初期コストが跳ね上がるからです。
さらに恐ろしいのは、住んだ後のメンテナンスコストです。私はここをかなり重視します。
角が多いということは、雨漏りのリスク箇所が増えるということ。
そして、10年後、20年後の外壁塗装の際、足場代や作業費が余計にかかります。
プロは、初期費用が高くつき、維持費も高くなる形にコストを割くことはせず、浮いた予算を耐久性の高い外壁材などに回します。
◇プロがやらない配分③:「出口戦略(将来の資産価値)」を無視した予算組み
少し耳の痛い話をしますが、私は日々、誰も住まなくなり朽ちていく「空き家」の相談を多数受けています。
今の日本において、ただ建てただけの家は、将来「負動産」になるリスクと隣り合わせです。
もし将来、お子さんが独立して家を売却・賃貸に出すことになった時、あるいは万が一手放さざるを得なくなった時、何が家の価値を決めると思いますか?
それは、豪華なシステムキッチンでも、おしゃれなクロスでもありません。
「しっかりとメンテナンスされた丈夫な構造」と、「高い気密・断熱性能(省エネ性能)」です。
実際に査定をしているのでよくわかります。

基本性能が低い家は、リノベーションの土台としても評価されず、買い手も借り手もつかないただの「空き家」になってしまいます。
プロは、「自分たちが老後を迎える30年後、この家は価値ある資産として残るか?」という出口戦略を無視したコスト配分は絶対にしません。
◇真のコスト配分とは、家族の「未来の財布」を守ること
プロが考える正しいコスト配分の裏側。
それは、「今のテンションが上がる場所」ではなく、「未来のランニングコストと修繕費を下げる場所」に予算を厚く張ることです。
「カタログの見た目」ばかりを気にしてしまうと、この真理を見失いがちです。
だからこそ、私たちのような地域を知る住宅建築のプロとして、時には「それはやめた方がいいです」とブレーキをかける役割を担わなければならないと考えています。
限られた予算で、どうすれば「将来、絶対に後悔しない、資産価値の残る家」になるのか。
建築士としての設計目線と、長く住み継ぐためのコスト管理の両面から、いつでも包み隠さずお話しします。
厳しいことをいうかもしれません。
気分を害されるかもしれません。
ただ、それは長い間その住まいで家族が幸せに暮らすために必要な話だと思います。
ぜひ、「本音の予算配分」について語り合いましょう。
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