軒の出の無い家は造らない

軒の出
秋葉区は昨日20センチほどの雪が一晩で積もりました。除雪車も動いております。
そんな中、只今公開中のモデルハウスへ行ってみるとふと気づくことがありました。それは『軒の出』です。
弊社では軒の出の無い建物は原則造らないようにしております。理由は日射遮蔽(室内に与える温熱環境)と雨仕舞が悪いからです。
デザイン性を追求するあまり、無理な納め方をしたり理に反した造り方をしてしまっては住まい手の為にならないと考えるからです。
妻面では450㎜以上、裄間は900㎜以上を基本としています。
このモデルハウスでは妻面450㎜、裄間は1200㎜で造っております。
その効果は雪の日にも分かりました。

軒の出
基礎の際には軒の出分の雪が積もっておりません。つまり雪がくっついていないから、基礎に与える影響もない訳です。大雪が降れば崩れて基礎に雪が迫っくることはありますが、暴風雨やこれくらいの雪なら効果が目に見えて分かります。
軒の出
裄間側の1200㎜の軒の出方向においても、軒の出分雪が積もっておりません。ここを歩いて行けます。

もちろん軒の出を出せば良いってものでもありません。落雪で隣家に与える影響もあります。そして建築コストもアップします。
敷地環境を考慮して設計することは必須です。
この軒の出は古民家では当たり前の造りで先人が考えた知恵です。
夏の日差しを遮り、冬は太陽高度が下がるので日射を取得します。
外壁の傷みが早くなり、二階が暑いなど建物に与える影響は様々です。
軒の出の無い住宅はコスト面からローコスト住宅に多くみられますが、弊社ではこの『軒の出のチカラ』を大切にしております。
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