明日のファーストプランに向け

小林
いよいよ明日はK様邸のファーストプランお打合せ。只今模型製作のエキスパート弊社小林が必死にスパートかけてます。
4人家族で暮らすベース+ゲヤ2ゾーンの家。広い敷地なので少々材を使用しますが、外構の樹木にも力を入れ、素敵な模型が出来上がることでしょう。楽しみです☆

設計上の直下率について

直下率
熊本地震後「直下率」という言葉をよく耳にするようになりました。直下率とは建築設計において簡単に言うと2階の壁と柱が1階の壁と柱と同じ面で縦に直結している状態のことを云います。先般の熊本地震では、この直下率が高ければ地震に強いということが証明されました。2階にいくら壁や柱が多くあっても、1階の開口部の上に壁が乗った形では耐震性は低くなります。熊本地震では、現行の最新基準で建てられた住宅でも、直下率が90%近い住宅はほとんど被害を受けず、一方10%以下の住宅は耐震等級2以上でも倒壊しました。倒壊した住宅は2階の壁の下にはほとんど壁がなかったとの報告があります。

現在、大地震を懸念して耐震等級を意識するお施主様が増えてきました。またハウスメーカーや工務店でも耐震等級3を標準とするビルダーが増えています。そんな中、等級が良ければ安心安全という神話が崩された今回の地震。いくら耐震等級3でも構造計算上はOKでもバランスの悪い設計であると倒壊の可能性が高くなります。

建築基準法では数百年に一度発生する震度6強から震度7程度の地震に対して、倒壊・崩壊しないと定めております。
机上論(計算上)は耐震等級1の1.5倍の強さで計算され、耐震等級3となっていても骨格の良い構造でなければ安心出来ないということです。
昔から四角い箱形の家はコストも抑えられ、丈夫な家になると云われてきました。(ちなみに弊社の蔵里32坪総二階プランドがこれに当たります)
1階に駐車場が組み込まれている家や2階がせり出している家は直下率が低くなります。丈夫でバランスの良い骨格の家は強いということです。

ちなみにリフォーム・やリノベーションの分野においては、現況に合わせて改修計画をしていくのでなかなか直下率を上げることが難しい場合がございます。そんな中、2階の床を強くすることでねじれ防止効果を上げることができます。フローリングや畳の下に構造用合板を施工します。こうすることで床が胴差と一体になり、壁にかかる力が分散されます。その他天井裏から梁を強化する方法もあります。家の構造により補強対策考えることが大切です。

現在この直下率を意識したビルダーはどのくらいいるのか?意外にも住宅メーカーにはまだこの意識が広がっていない様子です。
清新ハウスでは昔から先代のこだわりである「構造美」を意識し、骨格の良い構造設計を行ってきました。時にお施主様のご要望の間取りが叶わなかった時もあります。それはプロとしての使命を全うするため。安心して家族が暮らすことが大前提なのです。構造に無理をしない、合理的な設計、これが大切なのです。
デザインにこだわるあまりバランスを考えないと、揺れやすい家になったり、寒い家になったり、結露がすごい家になったりと様々な不具合が出てきます。
これから新築を建てられる方は間取りや仕上げばかりに目をやらず、柱や窓の位置など線の通る構造を意識してみてください。



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