リビングに家族が集まる暮らしを考える

LDK内観
私は家族全員が自然と集まるリビングである設計が良いと考えます。無論それぞれの暮らし方や行動時間帯など様々で、何が設計条件となるかは一概に言えませんが、陽当たりが良かったり、明るかったり、開放的だったりと居心地が良いリビングには自然と人は集まります。

例えば室内で犬や猫を見ていると、自分で居心地の良い場所を探して一日の室温や湿度や日当たりなどを感じ移動しています。


動物は移動しながら心地よい場所を求めて動きますが、リビングは移動させられません。

だからそのリビングの中で居心地の良い場所をいくつかつくる訳です。


現在リビング階段というものがスタンダードになってきました。

これは玄関から廊下そして階段と、面積を取っていた部分を無くす事で延べ床面積を少なくする事を目的すると共に、子供の育て方を意識した表れでもあるかと思います。

リビングを通らないと自分の部屋へは行けない訳で、その時に親と顔を合わせます。

私も
10代の頃は帰宅すると親がいるスペースには立ち寄らずすぐ自分の部屋へ行き閉じこもってしまってました。(引きこもりではございません 笑)

食事の時と電話する時だけリビングに来てそれが済むとすぐ部屋へこもります。(暗い人間だった訳ではございません 笑)
この行動は家族のコミュニケーションが希薄になる原因の一つだといえます。
これは自分が親になってその立場で考えてみるとよく分かり、なんだか寂しいことです。

間取り一つで家族のコミュニケーションが変わり、暮らしが変わる。豊かにするのかしないのか?
寝るだけで良いのか?
考え方で暮らしが変わってくるし、設計者の腕にもかかってきます。

家のへそ、つまりLDKは特別な場所なのです。

 

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