山水でつくる天然の消雪パイプ

山水利用消雪パイプ
五泉市別所の家『T様邸』へ1年点検でお邪魔させて頂きました。大正時代に登記された古民家を思い切って建替えされて早や1年。
以前のお住まいと新しくなった住まいとの生活感の違いについていろいろとお話を伺ってきました。
以前と同じ平屋建てにしましたが、今回は天井を開放し勾配仕上げで空間に広がりを造りました。お施主様のこだわりです。田の字型プランながらもそれぞれが居心地の良い設計で、居間は10帖と広々としております。そんな中、暖房効率はどうかと気になっておりました。T様邸はヒートポンプ式床暖房にし、足元から優しく温める仕様としました。今までは灯油式ファンヒーター。お邪魔した時には部屋にファンヒーターはありませんでした。床暖房と炬燵(床暖房で温めている)で十分。補助にエアコンを使う程度と、ガラッと暖房方法が変わっておりました。

床暖房にして大正解。光熱費も従前の灯油代が電気代にシフトし、総額はそんなに変化は無いそうですが、灯油を入れる手間が無くなり、圧倒的に生活しやすくなったとのこと。
ご提案して良かったです。LDKと脱衣所、そしてトイレまで床暖房が施工されております。
しばらく床座で話をしておりましたが、十分暖かいです。夏はエアコンをほとんどつけないそうで、自然の風をうまく利用されております。
これぞ『ザ・省エネ』。建物外皮も現行の基準以以上の高性能です。

帰り際、外周面チェックを兼ねて建物周りを見させて頂きました。
T様邸の裏は大きな里山です。そこから湧き出る山水(わりときれい)を利用し、なんと消雪パイプを施工されていました。
同居している86歳のお父様の仕業だそうですが、驚きです。
山の肌から出てくる水を配管に通し、長さ15m程自然圧送し駐車場まで水を送っております。普通の塩ビ管と雨樋管をうまく利用しております。

シマヘビ
山水が湧き出る穴からはシマヘビがひょっこり顔を出しておりました。まだ冬眠していない様子です。ちょっとビビりました。蛇大嫌いです。
山水利用消雪パイプ2
自然な感じが何とも良いです。意外に樋は曲がります。勾配は取れてなく、むしろ一部逆勾配ながらもしっかり流れておりました。
消雪パイプ
駐車場には穴を空けた塩ビ管を埋め込んでおります。ちょうど良い水圧です。山水でなの駐車場も汚しません。
消雪パイプ
駐車場一面に山水が行き届いておりました。これで駐車は安心です。それにしてもよく考え付くなと感心しました。ポンプ要らず、電気要らず、羨ましい設備です。
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